熊野古道にはまっている私が『聖地巡礼 熊野紀行』を読んで思ったこと

熊野古道にはまっている私が『聖地巡礼 熊野紀行』を読んで思ったこと

先日、熊野古道の中辺路ハイキングに行ってから、次はいつ行くか、とか、頭の片隅にずっと「熊野」の文字が居座っています。魅了されたので、本を読んでみました。その名も『聖地巡礼 熊野紀行』。

熊野のいろいろな解釈

何冊も本を出している内田樹さんと釈徹宗さんの対談、というか熊野へ行った時の様子が会話形式で収められている本です。聖地巡礼というと最近では映画や漫画やアニメのモデルとなった土地へいくのが流行っているそうですが、これは熊野についてです。全然関係なし!

熊野古道の雰囲気、歴史、仏教や神道といった知識をベースにお二人の想像や解釈がどんどん飛び出していきます。その中には、ブラタモリでもやっているような、地形と街の成り立ちや歴史を組み合わせたアースダイバー的な解釈も含み、とても示唆に富んでいます。

実際、分からない部分もありましたが、それでもぐいぐいと話の中へと引きずり込まれ、熊野古道のあそこはそういうものだったんだ、と思い返します。おそらく、行ったことの無い方よりも、一度行ったことがあると再発見という感じで楽しい本です。行ったことがない場合にはあんまりイメージできないかもしれないので。

・・・二人の知識量が膨大、いや莫大!

でもこの本の真骨頂は熊野についてのことではあるものの、それだけではありません。
歴史、仏教、神道、土地柄の関わりに加えて、マタギの話やルンゴムというチベットの歩行法、鳥葬や水葬、長崎のキリシタン、など、大きな「知」というものがこれでもかというほどに記載されています。

一つ一つに丁寧な説明があるわけではないのですが、この本を読みながら何度もgoogleで調べていくことで、自分の「知」の総量がかなり上がります。

この二人すごいな。

まとめ

熊野に興味をもったら、そこから芋づる式で興味が増えていきます。

サンティアゴ・デ・コンポステーラや、出羽三山、奥の細道なんかも気になってきました。
歩きたいな、と思います。

それでは!

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