本記事では、準備する機材・パーツ編で揃えたパーツを使って、マイニングリグの組み立て方について解説していきます。
モナコインを採掘するためにマイニングリグを初めて自作で組んでみたシリーズ一覧 |
マザーボードにスペーサーを取り付けます
まず、マザーボードにスペーサーを取り付けます。マザーボードの裏面は起動したときに通電するので、裏面が金属に触れるとショートしてしまう場合があります。そのため、何かに接触しないようにスペーサーというものを取り付けて、接触防止をはかる必要があります。 早速開封してみましょう。 開けてみるとこんな感じです。袋に入っているのがマザーボード。
袋を開けたところです。袋の中には一緒に柔らかいシートが入っているのでその上に置いています。始めてマザーボードは基盤がむき出しなので、金属部はあまり触らないように気をつけます。 赤く印をつけているところが穴になっています。ここにスペーサーを取り付けます。
裏面にしたところ。ここにスペーサーを差し込んでいきます。
スペーサーたち。
裏面からスペーサーを差し込んで引っくり返しました。こうすることで、マザーボードは床にはくっつかないようになっています。
マザーボードにCPUを取り付けます
CPUはこんな箱に入っています(正面からとればわかりやすかったんですが…)。 早速開けてみましょう。
開けるとはいっているのはこの2つです。 左側の金属製のものがCPU、右側がCPUを冷やすためのファンになります。ファンには金属製のものがくっついています。こちらの純正のものではい方がよく冷えたり、回った時にうるさくなかったりするようですが、現状の稼働状況では問題ありません。うるさくなった時に購入すればいいでしょう。
上記写真の赤く囲っている場所にCPUを取り付けていきます。
この右側のピンで固定されているので、押しながら右の方へスライドして、後方へと押していきます。思ったよりも力がいりました。
そうすると、上記の写真のように開きます。ここにCPUを取り付けていきます。
CPUには赤線で囲ったところのようにくぼみがあるので、それを先程開いたマザーボードのCPU取り付け位置のくぼみと合わせてそっと置きます。
こんな感じ。くぼみがしっかりと合っていれば大丈夫です。 次に、CPUの取り付け位置にくっついている黒いプラスチックカバーを取り除いて、先程引き上げた右側のピンを引き下げてCPUをマザーボードに固定します。
ピンをしっかりと元の場所へと戻してください。このときも結構力がいりますが、慎重に。 次にファンを取り付けます。下記の画像はCPUが取り付けられる前のものですが、CPU取り付け位置の周り4箇所にも穴が空いているのがわかります。
こちらの穴に、ファンの周りについている固定するための棒を挿していきます。画像には4つ目の穴が写っていません。
ファンが上記画像のようにマザーボードへと固定されます。固定する棒のところには矢印が着いていますが、上記の赤丸のように取り付けます。 また、上記画像の四角で囲っているところへは、ファンから出ている線の先の白いパーツを挿します。白いパーツの片面はプラスチックがうまくはめ込めるようになっているので、向きを間違えないように気をつけてます。
マザーボードにメモリーを取り付けます
次はマザーボードにメモリーを取り付けます。 メモリーをプラスチックケースから取り出します。 メモリーの取り付け位置はマザーボードのCPUをつけた場所の右側の黄色いパーツが2つくっついているところです。
差し込む際には差込口の端の部分を外側へ押し下げてから、メモリを差し込みます。また、黄色いパーツをよく見ると、途中で分かれているところがあります。メモリも同様に切れ目があるので、長さが合う方を差し込んでいきます。スロットが2つありますがどちらでも構いません。
差し込む際にはしっかりと置くまで差し込みましょう。差し込んだら黄色いパーツの両端の部分をもとに戻してロックします。
マザーボードに電源スイッチを取り付けます
電源スイッチというのは、パソコンを起動する際のボタンの代わりのようなものです。 袋から開けたら、マザーボードの一番右下のピンが沢山立っているところの上側に2つまたがるような形で差し込みます。
マザーボードと電源の接続をします
ラックの準備
マザーボードと電源というある程度大きさがあるものを組み合わせるので、マイニングリグにする予定のラックを準備し、その上で作業をすすめます。。 ラックにはこの状態では一番下の棚のみの状態です。その上にプラスチックのシートを置いています。
電源の開封
電源はこんな感じ。
開けると、沢山のケーブルと電源本体が入っています。始めての自作PCではここが難関でした。一つ一つのケーブルの意味がわからないので。でも、同じケーブルと違うケーブルを一つ一つより分けます。
マザーボードへの配線
すると、上記画像の左側のひときわ大きいケーブルが一つはいっています。これが24ピン電源ケーブルと呼ばれるもので、24個の穴があるものです。途中で分かれるようになっていますがくっつけられるようになっているので、くっつけてから、マザーボードへと差し込みます。 マザーボード側に挿さったら次は電源本体へと反対側を挿し込みます。24PIN ATXと書いてある場所の近くに24ピンケーブルがさせる所が電源にもあるので、そこに挿し込みます。
これで、マザーボードへの通電ができるようになります。
CPUへの電気配線
次は両端が8ピンのケーブルで、片側にはtype3、反対側にはCPUと記載されているものを使います。Type3と記載されている方を電源に挿し込み(上記画像の挿し込まれているケーブルの左側)、CPUと記載されている方をマザーボードへと挿し込みます。 8ピンの場合には、6ピンと2ピンが分かれるようになっている場合があります。今回は分かれるものでした。 これで、CPUへの通電ができるようになりました。
SSD接続
SSDをパッケージから取り出します。 準備するのは、細長いパーツが4つくっついていて、反対側はType3のケーブルです。 ケーブルの途中に同じようなパーツがついているのは見たことない!と思いましたが、沢山挿して、一つの電源から電気を供給できるようになっているようです。ただ、電気使用量が大きいものをくっつけすぎると発熱しすぎて焦げることがあるので注意が必要です。 今回はとりあえず一つだけなので問題ありません。
このケーブルの細長い方をSSDに挿し込みます。こんな感じ。そして反対側のType3は電源に挿し込みます。 次にマザーボードに付属してきた袋にはいったケーブルを使います。これ。
これの片側をSSDに挿し込みます。このケーブルはどちらも同じ形です。
次に、マザーボードの24ピンのとなりの「SATA3_1」と書いてあるところに挿し込みます。
これでSSDとマザーボードの接続ができました。
主電源のスイッチの確認
次に、電源についている主電源スイッチを確認します。
横棒になっていればON、◯であればOFFの状態です。横棒は1を丸は0を表しているそうです。こちらをONにしてから取り付けた電源スイッチを押すと、パソコンが起動することになります。
マウスとキーボード、画面出力の接続
BIOSの設定をするために、マウスとキーボードを接続します。
4つある青い差込口でUSB接続ができるので、マウスとキーボードを接続します。
また、ディスプレイに表示させたいので、DVI端子とTVのHDMI端子を接続します。私はTVにHDMI端子があったのでDVI-HDMIケーブルを使いましたが、通常のPCディスプレイを使う場合や、TVの種類によって、どのケーブルを使うかは、環境によって異なることになります。
まとめ
始めての自作パソコンは見たことがない部品やパーツが多く、本当にこれで大丈夫なのか、という不安が常にありました。通電した瞬間に壊れたら嫌だなあ…とか。 でも、自分で作ることでパソコンがこうなっているんだなと理解が進むことも事実。やってみると結構面白いです。 次回は、windowsのインストールとGPUの接続をしたいと思います。