本記事では、モナコインを採掘するためのマイニングリグの作成をするために、必要な機材やPCパーツに関する解説をしていきたいと思います。
モナコインを採掘するためにマイニングリグを初めて自作で組んでみたシリーズ一覧 |
ちなみに、初めての自作のパソコンで全くわからない状態からのスタートでしたが、無事稼働することができたので、みんなできるんじゃないかな。
今回の、準備する機材・パーツ編では、モナコイン(MONA)をマイニングするために必要なもの解説をします。
- 1. 初めての自作PCでモナコイン(MONA)マイニングのために買ったもの一覧
- 2. 初めての自作PCでマイニングのために買ったパーツそれぞれの解説
- 2.1. マザーボード「TB250-BTC」
- 2.2. マザーボードスペーサー
- 2.3. CPU「Celeron G3930」
- 2.4. GPU「MSI GeForce GTX 1080 ARMOR 8G OC」
- 2.5. 電源「CORSAIR HX1000i 80plus PLATINUM」
- 2.6. メモリ「DDR4-2400(PC4-19200) 8GB」
- 2.7. OS「Microsoft Windows 10 home」
- 2.8. SSD「WD 内蔵SSD 2.5インチ / 120GB / WD Green / SATA3.0 / WDS120G2G0A」
- 2.9. 電源スイッチ「サンワサプライ TK-SW1 ATX電源スイッチ」
- 2.10. ライザーカード「HENGBIRD PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード 6個セット」
- 2.11. 無線LAN子機、USB延長ケーブル、キーボード、マウス
- 2.12. ワットチェッカー
- 2.13. HDMI-DVI変換ケーブル
- 2.14. その他小物
- 3. まとめ
初めての自作PCでモナコイン(MONA)マイニングのために買ったもの一覧
「自作PC初めて」でマイニングする人が必要なもの
こちらに記載の部品・パーツは、PCの自作が初めてだとおそらく持っていないもので、かつ、必ず用意する必要があるものをまとめました。価格は自分が買った時の価格です。
マイニング専用マザーボード「BIOSTAR TB250-BTC」 10045円
クラムワークス PCマザーボード用 スペーサー GLZ11W ★10個セット 745円
CPU「Celeron G3930」 3976円
GPU「MSI GeForce GTX 1080 ARMOR 8G OC グラフィックスボード VD6193」 70290円
電源「Corsair HX1000i 80PLUS PLATINUM 1000W PC 電源ユニット」 31560円
メモリ「シリコンパワー デスクトップPC用メモリ DDR4-2400(PC4-19200) 8GB」 9980円
OS「Microsoft Windows 10 Home」 14742円
SSD「WD 内蔵SSD 2.5インチ / 120GB / WD Green / SATA3.0 / 3年保証 / WDS120G2G0A」 5640円
電源スイッチ「SANWA SUPPLY TK-SW1 ATX電源スイッチ」 280円
ライザーカード「HENGBIRD PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード USB 3.0 PCI-E Express 拡張子ケーブル ビットコイン採掘 マイニング 4pin 6Pin PCI-Eと15Pin SATA 6個セット」 4999円
ライザーカードはGPU1台でマイニングする方は必要ありません。
自作PC初めてだけど持ってるもしくは代替可能性があるもの
自分でパソコンを組み立てたことがないけれど、家でパソコンを使っていたら持っている可能性のあるものなどをまとめました。持ってるものは買わなくてもいいので安くなります。
BUFFALO USB延長ケーブル 2.0m ブラック BSUC20EDBK(wifi環境の方のみ) 515円
I-O DATA 無線LAN 子機 11n/g/b アンテナ型 WN-G300UA(wifi環境の方のみ) 1315円
Amazonベーシック USBマウス MSU0939 698円
iBUFFALO USB接続 有線スタイリッシュキーボード ブラック BSKBU15BK 1147円
ラトックシステム Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1 6666円
Amazonベーシック HDMI-DVI 変換ケーブル – 1.8m (タイプAオス- DVI24pinオス) 629円
アイリスオーヤマ メタルラック 3段 幅80×奥行35×高さ83cm キャスター付 MTO-8008C 4105円
アイリスオーヤマ メタルラック 硬質クリアシート 幅77.5×奥行32.5㎝ MTO-835E 570円
ざっとこんな感じです。合計金額167,902円でした。
安くしようと思えば、メモリを4GBにする、ワットチェッカーを買わない、という選択肢もあります。
上記に加え必要なものは、ディスプレイです。マイニングリグは基本的にディスプレイをつけておかなくてもいいので、私はHDMI-DVI変換ケーブルを買って、テレビに映して設定しました。
また、wimaxを使っているのでwi-fi環境に対応するために無線LAN子機と延長ケーブルを購入しています。マイニングリグの近くではwi-fiを捉えづらいという情報があったので、延長ケーブルにセットするようにしています。
初めての自作PCでマイニングのために買ったパーツそれぞれの解説
マザーボード「TB250-BTC」
マザーボードとは、パソコンを自作する上での核となるものです。これにCPUやGPUやUSBケーブルや、なんだかんだとくっつけるとパソコンとして動かすことができるものです。必須です。
こちらの商品はマイニングするために必要なGPUを6つまでつけられる商品です。
TB250-BTC proというGPUを12個つけられる、ランクが少し上の商品もありますが、12個は家の電力の関係で無理と判断して6つまでのこちらもモデルにしました。
マザーボードスペーサー
マザーボードにくっつけるプラスチックの部品。マザーボードの裏面が金属に接するとショートしてしまうらしいので必須。
金属製のもカッコいい!
CPU「Celeron G3930」
パソコンの頭脳であるCPU。全てのパソコンにはこれが必要です。
必須ですが、そこまで高性能のものは必要がないので比較的安価なこちらの商品を購入。
GPU「MSI GeForce GTX 1080 ARMOR 8G OC」
モナコインマイニングに効率がいいGeForceシリーズの中でも電力との採掘効率を考えるとgtx 1080シリーズが優れているようなのでこちらを選択。
こちらはMSIというメーカーの商品ですが、玄人志向、ASUS、Gegabyteなどなどいろいろなメーカーが出しています。メーカー毎の違いとしては、ファンのデザインとか、補助電源の数とかが違います。そのため、ほぼ同じ性能でも、値段は1〜2万円ぐらい変わるみたい。
私は初めてということで、よくわからなかったのですが、値段も比較的お手頃だったこちらにしました。
※追記 MSIのこのモデルよりも2台目で買ったこっちのgigabyte gtx1080の方がおすすめです。
電源「CORSAIR HX1000i 80plus PLATINUM」
パソコンの電源です。コンセントからこれを経由してマザーボードやGPUへと電気を通していきます。
マイニングではGPUの数に応じて電気を使います。gtx1080の場合、1台につきおよそ180ワット。
6台GPUをつけるとすると、180ワット✕6台=1080ワット。こちらに加えてマザーボードやCPUに使う電気を考えると、1200ワットまで対応の電源を買うのがおすすめです。
私はGPUが結構な値段がすることと家の電源の供給量もあるので、とりあえず1000ワットまでのものにしました。GeForece1070シリーズだったら安く買えるし、使用電気量も少なめなのでこっちを追加して合計6つにすることもできます。
また、電源のランクはPlatinumで十分でしょう。
メモリ「DDR4-2400(PC4-19200) 8GB」
こちらのマザーボードに対応しているのは、DDR4-2400シリーズです。
メモリはあまり使わないので、4GBでもいいと言っている方も多いようですが、GPUを増やした際に認識しなくなったりという情報もあるので、8GBにしました。8GBだったら、マイニングをやめた時に実家で使ってるパソコンにも入れられそうですからね。
永久保証っていうのが凄いですね。
OS「Microsoft Windows 10 home」
Windows10です。USBでインストールできるというのが画期的ですね。昔はCD? DVD? だったのに。
SSD「WD 内蔵SSD 2.5インチ / 120GB / WD Green / SATA3.0 / WDS120G2G0A」
データを記憶しておくためのハードディスクです。必須。ハードディスク(HD)かSSDか、どっちでも良さそうですが、電気消費が少なく壊れにくそうなSSDを選びました。
電源スイッチ「サンワサプライ TK-SW1 ATX電源スイッチ」
パソコンの電源をつけるためのスイッチ。
通常のデスクトップであれば電源マークのボタンを押したらパソコンが起動しますが、自作PCにはスイッチが必要になります。当たり前なんですが新しい発見でした。基本つけっぱなしなので、安いやつで大丈夫です。
ライザーカード「HENGBIRD PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード 6個セット」
ライザーカードとは、GPUとマザーボードをくっつけるために必要なものです。
今回のマザーボード「TB250-BTC」は1つだけ直接GPUをつけられるようになっていますが、ほかはライザーカードを使って取り付けます。まだGPUは一つですが、今後の増設も考えてライザーカードは買っておいていいでしょう。GPU一つだけでマイニングする場合には必要ありません。
ライザーカードは不良品が多いので注意が必要です。こちらがおすすめ。
こっちも評価が高いです。
無線LAN子機、USB延長ケーブル、キーボード、マウス
wi-fiで家のネット環境を構築している場合、無線LAN子機が必要です。マイニングリグが稼働すると電波の通りが良くない場合があるので、延長ケーブルを使って電波を受信できるようにしました。wi-fiでの安定稼働には必須です。
また、初期設定やリグが稼働してからの調整にキーボードやマウスが必要になります。沢山使うわけじゃないので、家にあればそれで大丈夫です。
個人的にはAmazonのマウスが安くて使いやすくて便利。
ワットチェッカー
電気をどのぐらいつかっているのかをスマホで見れるアプリ。これを見ながら、最も効率よくマイニングできるGPUの設定を考えます。そんなのいらないぜ!って人はいりません。
HDMI-DVI変換ケーブル
HDMIとDVIをつなぐ端子です。マザーボードはDVIでディスプレイ出力をするので、最近の液晶テレビにつなぐ場合にはこちらのHDMI端子がついたものでほぼ間違いないと思います。PC専用のディスプレイを買えばそれに合ったケーブルもついてくると思います。
マウスもそうですが、Amazonベーシックシリーズはいいですね。
メタルラック&メタルラック用シート
「アイリスオーヤマ メタルラック 3段 幅80×奥行35×高さ83cm」
マザーボードや電源、GPUなどを一括で置いて置くためにメタルラックにしました。利点としては、キャスターが着いているので、移動が楽です。配線の関係で組み上げてから移動することがある場合にはキャスター付きのラックが便利です。
下に敷いている透明なシートも専用のものがあるので購入しました。サイズ感がぴったりでいいです。
その他小物
GPUをラックの上に吊るす場合には結束バンドを使ったり皆さん工夫しています。
私は結束バンドとS字フックを両方使っています。GPUには結束バンドをつけて、結束バンドからはS字フックでラックに吊り下げています。結束バンドでラックに固定すると後で場所を変えたい時に切らないとけないので、今の所はS字フックで、吊り下げ場所が完全に決まったら結束バンドで固定でもいいかなと思っています。そんなに高くないですし。
結束バンドだったらちょっと太めのこれがいいかな。100円ショップでも売ってるので、それでも大丈夫です。
まとめ
さて、本記事では、モナコインマイニングをするマイニングリグを組み立てるために必要なものの紹介をしました。
次回、モナコインを採掘するためにマイニングリグを初めて自作で組んでみた・その2〜マイニングリグ組み立て編〜では、実際にはこから出して組み立てていくところまでを解説したいと思います。