本記事では、自作PCマイニングに必須のGPUの接続方法について解説します。
GPUは高価で繊細なものなので気をつけて行いましょう。よく問題になるライザーカードについても解説しています。
モナコインを採掘するためにマイニングリグを初めて自作で組んでみたシリーズ一覧 |
早速GPUを開封してみます。
GPU(グラフィックボード)開封!
ケースを開けるとスポンジに包まれたGPUが姿を表します。おお〜、ドキドキしますね。
思っていたよりも重たいです。赤く丸をつけた部分はカバーがついています。カバーを外すとファミコンのカセットの様になっているので触らないように気をつけましょう。裏面も基盤になっているので触らないように注意します。ファンについているセロファンは取り外していいでしょう。
GPUを認識するためのドライバのインストール
GPUを自作PCで認識するためにドライバをインストールする必要があります。
NVIDIA公式のドライバダウンロードページから、ダウンロードしましょう。
私と同じものを揃えているとすれば下記の通りです。
①製品タイプ:GeForce。gtx◯◯というものであれば「GeForce」
②製品シリーズ:GeForceシリーズのGTX1070とかGTX1080であれば、「GeForce10 Series」
③製品ファミリー:具体的な製品シリーズ。「GeForce GTX 1080」
④オペレーティングシステム:Windows10の64bit
⑤言語:Japanese
そして、検索ボタンをクリックします。
選択したものにあったドライバのダウンロード画面が表示されるので、ダウンロードします。
GPU接続に必須のライザーカードのつなぎ方
ライザーカードとはこんなやつです。
マザーボードに多くのGPUを接続するために、これを使います。右側のやつにGPUを差して、USBでつないで、ケーブルの上にある小さいやつをマザーボードに挿します。。
一つのGPUでマイニングを行う場合には、直接GPUをマザーボードに直接差し込んでもいいのですが、今後の増設を考えて、ライザーカードを使用して拡張しやすく進めていきます。
ちなみにライザーカードは不良品が多いと言われています。私が使っているライザーカードは問題なく使えているので、おすすめです。
こちらのライザーカードも評判がいいですね。
GPU(グラフィックボード)と自作PCの接続
早速接続していきますが、事前準備として必ずPCの電源を切っておくようにしましょう。
ライザーカード一式を取り付けます。
USBケーブルで白いチップとGPUを差し込む部分をつなぎます。
このカードへも電源の供給が必要になります。このライザーカードの場合は、3種類の方法で電源の供給が可能です。
赤丸・・・SATAケーブル
青丸・・・ペリフェラル4ピンケーブル
黄色丸・・6ピンケーブル
いろいろと調べるとSATAケーブルを使用する場合は複数のライザーカードを付けるのはあまりおすすめしません。電気容量が少ないので、多くくっつけると異常発熱などの影響で火災になる可能性があるようです。SATAの場合には1つだけ直接電源接続にしましょう。
ペリフェラル4ピンの場合はこんなケーブルです。4ピンの方をライザーカードに差し込み、Type3と書いてある方を電源に差し込みます。
SATAケーブルの場合はこんな感じ。赤丸をライザーカードへ、6ピン側を電源に差し込みます。SATAはあんまりおすすめしません。
黄色丸の6+2ピンの場合には、6ピンでライザーカードに差して、Type3と書いてある8ピンの方を電源に差し込みましょう。
私は今回はペリフェラル4ピンを使うことにしたので、青丸の様に4ピンを差し込んで、緑丸の6ピンを電源に差し込みます。
次にライザーカードの差し込みです。
GPU差込口左側の白い部分を外側にスライドして、GPUを差し込み、元に戻します。GPUを差し込む時は奥までしっかりと差し込むようにしましょう。私は始めて差し込んだときは奥まで入れられておらず、GPUを認識できませんでした。
ちなみにこのGPUは2台目のgygabyte1080です。ビットコインを使ってアマゾンで売っているものを定価の最大33%割引で買い物ができるpurse.ioで買いました。特に急ぎじゃない買い物はほぼpurse.ioでやっちゃうようになりそう…。
GPUのラックに取り付け方とPCが認識するかの確認
GPUをラックに取り付けていきます。
あとは、GPU自体に結束バンドを取り付けて、そこにS字フックでぶら下げています。ラックにガチガチになるように固定する人もいるようですが、まだどこまで増設するか決めてないので動かしやすいこの形でやりました。
あとは、GPU自体にも補助電源を装着する必要があります。私が買ったMSI gtx1080はこんな感じで2箇所に差す必要がありました。2台めのgygabite gtx1080は1箇所のみなので、今後増設するならgygabyteにしようかなと思っています。
ファンも3つあっておすすめです。
後はUSBで接続している反対側の小さいカードの方をマザーボードのここに差し込みます。これで、GPUの接続完了です。
PCの電源をつけて接続されているか確認しましょう。電源を入れてWindowsが立ち上がったら、左下のウィンドウズマークを右クリックします。
デバイスマネージャをクリックします。
「ディスプレイアダプター」をクリックすると、NVIDIA GeForce GTX1080という記載が見えれば、PCがGPUを認識していることを確認できます。上記の写真ではGPUが2つありますが、1つしかつけていない場合には1つだけ表示されます。
表示されていれば、マイニングを始める事ができます!
GPUを認識しない場合
もしも、認識していない場合は、ライザーカードの接続がしっかりしているかを確認しましょう。しっかりと接続されているのに認識しない場合はライザーカードの不良が考えられます。別のライザーカードで試しましょう。もしも、それでもだめであればGPUに不具合がある可能性があります。GPUをマザーボードに直接取り付け、もし認識しなければGPUに問題がある可能性が高いです。
私の出来上がりはこのような形になりました。なかなか大変でしたが、マイニング開始まであと少し。ソフトウェアのダウンロードをすればマイニングができます。
本記事で使っているGPUはこちらです。